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アーティフィシャルフラワー、アートフラワー、シルクフラワーの違いとは?

アーティフィシャルフラワーの由来と歴史

こんにちは、メリアルーム アーティフィシャルフラワースクールの野村です。

アーティフィシャルフラワーには、アートフラワー、シルクフラワーなど、様々な似ている呼び名がありますね。またアーティフィシャルフラワーと造花の違いを知らない方も多いと思います。そもそもアーティフィシャルフラワーとはどういうお花なのか?その由来や歴史からアーティフィシャルフラワーを紹介します。

 

アーティフィシャルフラワーとは?またその由来や歴史は?アートフラワーとは?シルクフラワーとは?

アーティフィシャルフラワーの歴史

アーティフィシャルフラワー、アートフラワー、シルクフラワー、近年の「高品質造花」について、みなさん様々な呼び方をされていますよね。どの呼び名が正しいの?何が違うの?シルクフラワーって本当にシルクで出来ているの?

アーティフィシャルフラワーに興味のある方によく聞かれる、どれも素朴な疑問です。でもどれも生花ではない造り物のお花の事を指している事は何となくわかりますよね。では、それぞれの特徴、由来、歴史を紹介していきたいと思います。

◆アートフラワー・・・まだ中国製の造花が日本に出回っていない1948年に、飯田深雪氏が終戦直後の焼け跡の仮住まいでガウンの裾を切って造花作りをしたのが始まりで、その時の手作りの造花を飯田氏が「アートフラワー」と命名しました。なので元々は、布地を染めて花芯にスチロールを使い花を作る創作花を「アートフラワー」といいますが、後に造花メーカーがその名称を使ったことにより、一般的に「造花」を「アートフラワー」と呼ばれることが広まりました。

◆シルクフラワー・・・1976年頃、品質改良された造花として欧米から輸入されたもので、それまでの塩化ビニールからポリエステルに替わり、光沢がある素材で作られていたことから「シルクフラワー」と呼ばれ日本に普及しました。「シルクフラワー」は本物のシルクで出来ているわけではなく、シルクの様な光沢があった生地で作られていた事からシルクフラワーと呼ばれるようになりました。

◆アーティフィシャルフラワー・・・造花が日本に多く流通されるようになり「アートフラワー」「シルクフラワー」など様々な名称で呼ばれるようになりましたが、これらの名前が混在していた状況を統一しようと、2002年に『日本アーティフィシャルフラワー協会 JAFA』と花材メーカー『東京堂』が「高品質な人工的な花」=「アーティフィシャルフラワー」と名付け広めていっったものです。もともと『生花』の代わりとして開発されたリアルで高品質な花の事で、アートフラワーやシルクフラワーに比べて、最近出来た言葉なのです。

なので

人工的な花

=アートフラワー、シルクフラワー、アーティフィシャルフラワー

どれもみな、同じものを言います。ただし内容が違うので注意が必要ですね。

またいろいろと呼び名があるので、これらの呼び方と統一しようと、アートフラワー、シルクフラワーもまとめて「アーティフィシャルフラワー」と呼ぶように広められています。

 

「造花」と「アーティフィシャルフラワー」の違いとは?

アーティフィシャルフラワーと造花の違い

では、「造花」と「アーティフィシャルフラワー」の違いとはなんでしょうか?アーティフィシャルフラワーは先ほど伝えた様に近年出来た言葉になります。生花のような、手触り、花びらのグラデーション、フリル、シワ、樹皮、とげなどリアルを追求した高品質な人工的な花のことです。

造花の歴史は1962年にさかのぼり、花のリアルさよりも、花の持っている華やかさ、きらびやかさ、装飾的な部分を重視され作られ、実際には存在しない色合い、サイズ、またコストも抑えられた素材・色ともにアーティフィシャルフラワーとは劣る人工的な花をさします。

 

以上をまとめると、

造花=アーティフィシャルフラワー

です。ただしこちらも内容が違いますし、最近はほとんどがアーティフィシャルフラワーのようなリアルで高品質なものが、かなり普及されてきました。さすがに100均などではアーティフィシャルフラワーの入手は難しくまだまだ造花レベルですが、インテリアショップ・雑貨屋で扱うところが増え、ティフィシャルフラワー専門店も身近になってきました。それに「造花」よりも「アーティフィシャルフラワー」の方が響きがいいですよね。

 

メリアルームスクールが考える、アーティフィシャルフラワーの魅力とは?

アーティフィシャルフラワーの魅力

アーティフィシャルフラワーの魅力は、一番はリアルさ。生花とは見間違える美しさ、またそれを長期間キープが出来る所、、枯れない、などがありますが、私たちメリアルームスクールがアーティフィシャルフラワーだからこそ感じる魅力は、色合いです。

アーティフィシャルフラワーは生花に近いリアルな色合いを表現しているものが多いですが、あえて生花にはない色、生花にはないけれど素敵で魅力的な色を作っている花があります。メリアルームスクールは色合い・色の組み合わせから個性を表現するデザインを特徴としているので、こういったニッチな花も探し出し、見つけたときはとても貴重な存在となるのです!

また人工的に造られた花のため給水が不要なので、アクセサリーやバッグなど身に着けるファッションアイテムに組み込める点も、アーティフィシャルフラワーの大きな魅力と私たちは考えています。この魅力を活かして、ブローチやポーチなど身身近に身に着け、アーティフィシャルフラワーを身近に感じるデザインを発信しています。また生花には不可能なフレキシブルなデザインが出来る事がデザインの幅広さを創り出しています。

メリアルームアーティフィシャルフラワーのビオラクラッチバッグ3

アーティフィシャルフラワーはここ近年で品質がぐんと上がって、身近にもなってきました。生花の様に活けるだけでは勿体ないくらいの面白さがあります。アーティフィシャルフラワーだからこその魅力をメリアルームスクールではこれからも発信・広めていきます!