こんにちは、メリアルームアーティフィシャルフラワースクールの森田です。アーティフィシャルフラワーをお家で飾っている方必見!今日はアーティフィシャルフラワーのアレンジメントの保管方法についてご紹介させて頂きます。
アーティフィシャルフラワー(=高品質造花)の特長は、何といっても生花と比べて長持ちすること(半永久です)、それから毎日の水替えもなくてお手入れは楽ですね。
ただ、飾り方や保管方法を間違えてしまうと、型崩れをしたり花びらに変なクセがついてしまったり、色が褪せてしまったり、カビの原因になることもあります。せっかく半永久的に綺麗に楽しめるものなのに、悲しいですよね・・・。そうならないように、アーティフィシャルフラワーを長く楽しむための飾り方と保存方法について、3つのポイントをご紹介したいと思います。
例えばこのような花器に活けられたアレンジメント。みなさんはどのような場所に飾りますか?
ポイント1 飾る場所は直射日光を避ける
これは生花やプリザーブドフラワーにも共通している事。アーティフィシャルフラワーも、直射日光の当たる場所に置いてしまうとお花によっては3か月くらいで変色してきます。特にお花部分ににコーティングがされているものは変色が早いように思います。一番多い例が、白いお花が日に灼けてしまって黄ばんでしまうことです。
アーティフィシャルフラワーの素材は一般的なものはポリエステルの布で作られているため、カーテン越しの明るい所に飾る分には色あせは少ないのですが、出来るだけ窓際などの直射日光を避けた場所に飾ることをお勧めします。
ポイント2 アレンジメントのメンテナンスは月1回がベスト
フラワーアレンジメントやフラワーブーケを、ボックスケースなどに入れずにお部屋に飾る場合、どうしてもお花の上にホコリがたまってしまうのは避けられませんね。
アーティフィシャルフラワーのお仕事を本格的に始めて5年ほど経ちますが、やはりボックスケースや透明セロファンに覆われたアレンジメントにはちょっと違和感があります。たまにお店や個人宅でも、セロファンに覆われたままのフラワーアレンジメントを見ますが(きっとプレゼントで贈られたままの状態で、ホコリ防止のためにそのまま飾っているのだろうなぁと思いながらも)、「残念だなぁ」と思ってしまいます。
やはりお花は、ケースなどに入れずにさえぎるものがない状態で飾って頂いた方が、アレンジメント本来の美しさを楽しめる気がします。
お花の質感や、多種多様な色をもっともっと楽しんでいただきたいです。何となくボックスケースに入れたお花は窮屈な気がしますが、ボックスケースから外に出して飾ると、お部屋との一体感も出ておしゃれに見えますよ。
私のお部屋に飾ってあるアーティフィシャルフラワーは全て花瓶にバサっと活けてあったり、アレンジメントもそのまま飾っています。
これらをどのように管理しているかというと、大きめのお花に関してはベランダなどに出して乾いた布でホコリをはらいます。小さめのお花はその場で綿棒を使ってホコリをふき取ります。
先ほどお話したコーティングされているお花に関しては、質感がゴムのような素材のため、乾いた布だと落ちにくい場合があります。そんな時はウェットティッシュなどを使用します。きちんと乾かせばカビの心配はありません。
これらのメンテナンスは、月に1回のペースがおすすめです。お部屋をお掃除するように、アーティフィシャルフラワーもメンテナンスすることで、より綺麗に保ち、長く楽しむことができます。
ポイント3 アレンジメントの収納方法
メリアルームスクールではアーティフィシャルフラワーでも季節を感じて頂きたいので、デザイナーは季節にこだわってレッスン内容を考えカリキュラムを組んでいたり、お教室内のフラワーディスプレイを変えています。
4月は春の桜、5月はピオニー(シャクヤク)、6月は梅雨のアジサイ、7月は初夏の涼しげなウォーターアレンジメント、秋はハロウィンアレンジ、冬はクリスマスリース・・・などなど、お教室内が毎月、季節毎の模様替えをします。
お花の種類や色合いが変わり季節を感じることが出来ることで、自分自身の気持ちもリフレッシュさせてくれ、楽しい気分になります。生徒さんやメリアルームスタッフにもとっても好評で毎月楽しみにしています♪
ただ、これらが全てご自宅にあったらお部屋がごちゃごちゃしてしまいますね。例えば数が増えてしまったアレンジメントを季節ごとにお部屋に飾る場合、他の季節のアレンジメントをどうやって保管してるの?と思う方も多いはず!
その解決方法をご紹介します。
アレンジメントの保管で一番困るのが、上に重ねる事が出来ず場所を取ってしまうことですよね。ですので、専用ケースを購入して保管することをおすすめします。透明のプラスチックケースなので中身も見えますし、アレンジメント用、リース用など、アレンジの種類毎にも販売されています。
ただ専用ケースはお値段が少し高めなので、ホームセンターなどでアレンジメントに合った大きさのクリアボックスを購入し代用するのもおススメです。花束などはパッキンなどでフワッと包み、重ねたボックスの一番上に置いて収納します。
花器を購入した場合も、私はお仕事でも自宅でも器が入っていたボックスは必ず取っておきます。花器の収納もアレンジと同様、場所を取るので重ねられると楽ですね。
保管場所については、湿気の多い場所はなるべく避け風通しの良い部屋や場所にしまいましょう。シーズンオフ(飾らない間)のフラワーアレンジメントの保管は、ボックスを上手く使うことでスペース問題が解決します。
アーティフィシャルフラワーを長く楽しむための飾り方と保管方法についてポイントをマスターして、季節感のある空間作りを皆さんも楽しんでくださいね。