こんにちは、メリアルーム アーティフィシャルフラワースクールの野村です。
結婚式を控えるプレ花嫁さんに人気のヘアアクセサリーといえば、お花を組んで作った輪っか状のフラワーヘアアクセサリー『花冠』(ハナカン)ですね。1種類の花を使ったシンプルなデザインから、ボリュームのあるもの、小花だけのナチュラルで繊細なものまで、そのデザインや魅力は様々です。今回はその花冠について、私たちフローリストの目線から、花冠のおススメ花材やデザイン、選ぶときのポイントをお伝えします。
花嫁に人気のヘアアクセサリー・花冠とは?
子供の頃、野原などでシロツメクサを組んで花冠を作ったことのある女性は多いのではないでしょうか?花嫁の花冠は、まさにそのイメージになります。もちろんお花の種類によっては茎の固い物があり、シロツメクサの様に茎を絡める事は出来ないものもあります。そういったお花は制作の際に特別な加工を施しいますが、花冠の仕上がりイメージは、子供の頃のシロツメクサをそのまま想像頂いてよいと思います。
子供の頃に花冠をつけると、何だかプリンセスになったようなときめいた気持ちになりませんでしたか?そんな花冠を、生涯に一度の結婚式・自分史上最高に美しくなる日(?)の結婚式に、ウエディングドレスと合わせて付けられるなんて!!本当のプリンセスになった気持ちですね。ヨーロッパでは昔から結婚式に花冠と付ける習慣があったそうです。また、花冠は切れ目のない環で出来ているので、「永遠」という素敵な意味があります。
花冠におススメのお花と、デザインの選び方
一般的に、花嫁さんが当日どのようなコーディネートをするのか、決める順番としては「ウエディングドレス」→「ヘアスタイル」→「ブーケ(持つ・持たない)」→「ヘアアクセサリー(付ける・付けない)」の流れとなる場合が多いです。なので花冠と一緒にブーケを持つ場合は、花の種類は是非ブーケとおそろいのお花にしましょう。統一感が出て花嫁さん全体の姿を見たときにとっても素敵です♪もし同じお花が難しいのであれば、ブーケと同じ色合いの花、似たテイストの花、雰囲気が似ている花をチョイスしましょう。
またブーケは持たずに花冠だけの場合は、どんな雰囲気にしたいのか自分の中でイメージしてお花を選んでいきましょう。わかりやすい例えだと、南国・リゾート風にしたい場合は、南国の花・プルメリアや胡蝶蘭などのラン系をチョイス。上品にクラシカルな雰囲気にしたければバラ、ナチュラルなガーデン風にしたければハーブ系や蔦(ツタ)のみでまとめる、などなど。ブーケを決める時の花選びと同じですね!
花冠のデザインについては、幅が広くボリュームのあるデザインから、幅が狭くて繊細なデザインの花冠まで様々です。デザインによってお花の使う量も違い、幅広のボリュームあるデザインになるほど華やかさが出てきますので、ご自身がどのような雰囲気・テイストの花嫁(ウエディング姿)になりたいのか=ご自身らしさ・魅力を最も表すスタイルはどのようなものか、を予めイメージしておくことが大事です。
そして更にこだわっていただきたいのは、花冠の被り方です。これとっても重要です!頭に対して平行におでこのあたりで被るのか、カチューシャの様に斜めに付けるのか、頭の上の方でクラウンの様にちょこんと乗っている様にするのか、斜めに被るのか・・・。被り方によって、雰囲気がまったく変わってきますよ。予め、ご自身がなりたい雰囲気・テイストをイメージしておきましょう。
フローリスト伝授!失敗しない、花冠をオーダーする時のポイント
花冠は、花の種類や冠のデザインにフォーカスされがちですが、私が長年ウエディングのフローリストをやってきて花冠をオーダーする時に最も重要なことだと感じているのは、髪形とのバランス。そして顔の輪郭。花冠に似合った髪形、髪形に似合った花冠のデザインをすること。また花嫁さんのお顔の輪郭は様々です。当然、輪郭によっては似合う、似合わないがあります。それをどこまで髪形でカバーして花冠を付けられる様にするか、がとっても重要です。
花冠は、髪型のボリューム有り無しで、花冠を作る長さが変わってきます。当日失敗しないためにも、ヘアメイクリハーサルの時にしっかり花冠に必要な長さ(サイズ)を確認しておきましょう。普段の頭のサイズではなく、ヘアスタイルのボリューム感も含めたサイズが必要です。
過去に私が担当した花嫁さんであったお話ですが、ウエディング当日のヘアスタイルはダウンにされる花嫁さんの花冠を制作する際、ダウンヘアなのでボリュームがないだろうと判断し普段の頭のサイズで良いと思って制作した花冠が、当日、実はベールの上に花冠を付ける事が発覚し、ベールの厚み分をサイズに入れてなかったため当日付けられなかった、という苦い苦い失敗があります・・(>_<)
ヘアメイクリハーサルでは、フローリストが立ち会うことは難しい場合がほとんどです。そんな時はヘアメイクさんにしっかりとサイズを確認して、髪型の写真もしっかり撮り、フローリストに連絡しましょう。そしてさらにフローリストとヘアメイクさんとの連携があれば、バッチリですね。
花冠のお値段、実は割高?
因みに、、
花冠、お花の量の割にはお値段が高いな・・・・と感じる方も多いはず。実はお花一輪一輪すべてにワイヤーをかけお花が萎まないように保水加工をして組まれていて、とても時間と労力、高い技術がいるデザインとなっています。そのため割高なものが多いです。でもプロがデザインした花冠はしっかりと組まれ崩れる心配もないですし、何となくつながっているお花も全て計算しつされた配置されているものがほとんど。結婚式の当日、素敵なプリンセスになるためにも、確かな技術のフローリストを選んでくださいね。
◆Meriaroom Wedding Flower◆—————————————
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ぜひお気軽にご相談くださいませ。