こんにちは、メリアルームアーティフィシャルフラワースクールの根本です。アーティフィシャルフラワーを習ってみたい、始めてみたいけれど、お教室選びはどのようにしたら良いか分からない、と悩まれてる方も多いですよね。
私も大学生の頃から社会人2年目まで約4年間、フラワースクールに通っていました。その時の経験を交えながら、「アーティフィシャルフラワースクールの選び方」について私なりの考え方をお話したいと思います。
前提として…学ぶ対象(お花の素材)を決めよう
お花を習う、お花を学ぶというときの「習い事としてのお花」ですが、習う対象を決めることが大事です。今回はアーティフィシャルフラワースクールとしていますが、一言で「お花を習う」といっても代表的な素材として、生花、プリザーブドフラワー、ドライフラワー、アーティフィシャルフラワーなどがあげられます。
そして、それぞれには学ぶにあたってメリット・デメリットの特長がありますので、先ずはそれらを知り、選んでいきましょう(こちらについてはまた後日に詳しくご紹介させていただきます)。
それでは本日の本題「アーティフィシャルフラワースクールの選び方」スタートです!
最初に、お花を習う目的・目標を決めよう
お花に限らずですが、何か物事を始めたいと思ったとき、誰しも自分の心の中に、それを通して得られること・叶えたい夢があると思います。お花を習うときにも、まずそれを明確にしておくと、フラワースクール選びもスムーズに進みます。
私の場合は「将来はお花で手に職を持ち、自分のフラワーサロンを開きたい」という夢があったので、サロンを開く=花で独立するために、①職業としての花の資格が取れるスクール、②そして独立するまでの支援をしっかり行ってくれるスクールという2つのポイントから、フラワースクールを選びました。
お花を習う方の最初の一歩としては、多くの方が「趣味として」「お花を通して楽しい時間を過ごしたい」「生活の中に花を取り入れて潤いを与えたい」といった、日々の生活や心をより豊かにすることが目的の場合が多くあると思います。趣味で、という方は、以下のようなポイントでスクール選びを考えてみると良いでしょう。
フラワーデザインや雰囲気を見て「好き!」と心躍る
少し大げさかもしれませんが、この「好き!」の熱量が大事です。お洋服と同じで、自分の好きなテイストであればある程、習っているときも、作品完成後、ご自宅に飾って楽しむ時も、ずっと楽しむことが出来ますね。またそこに集まる生徒さん達もやはり似たような好みの方が集まるので、自然とコミュニティが広がり益々楽しくなります。フラワースクールのお稽古代は決してお安くはありません。思わず自分の熱量が上がったスクールを選びましょう。
スクールを開催している場所が行きやすい
月1回や人によっては週に1回通われる方もいらっしゃるフラワースクール。道具を毎回持って行ったり、作品を持ち帰ったり、何かと荷物も多くなり大変です。せっかく始めた習い事なのですから、なるべく長く続けられるような環境のお教室を選ぶことをオススメします。
「家チカ」「職場チカ」「駅チカ」なども確かにメリットですが、私がオススメしたい場所の選び方は、「その場所が好きかどうか」です。東京の表参道にある当スクールのように特長のある街、お教室の行き帰りに寄りたい素敵なお店がある街、歩くだけで何かを得られる街、といった理由で決めるのもステキだと思います。
ちなみに私の場合は、当時は千葉県に住んでおり、職場も神田だったため、習い事はお洒落な都会でして自分の感性を磨きたい!という思いがありました(笑。千葉県民の方、神田住民の方、申し訳ありません・・・)。なので場所は片道1時間半はかかる「銀座」のスクールを選びました。片道1時間半かかっても「普段行かない街に特別なことを学びにいく」という思いになり、毎回が貴重な時間となりました。
ぜひ、あなた自身の生活・行動・趣味に合う場所にあるフラワースクールを探してみてくださいね。
レッスン体制や考え方が合っている
少人数制でしっかりサポートし先生と密になる体制か。またはある程度まとまった人数で同じ課題を一緒に習う学校のような雰囲気を持ち、生徒さん同士のコミュニケーションを大切にしている体制か、などなど。一言でレッスンといっても様々な体制があります。それはイコール、スクールとしてのサービスに対する理念の現れとも私は思っています。
しっかり学べるカリキュラム体制が整っている
趣味として習いたいけれど、もし自分に合っていたら将来は自宅でフラワーサロンを開きたいかも・・という方もいらっしゃると思います。そういった方は、趣味のコースもあり、独り立ちできるための基礎から学べるカリキュラムコースがある、資格取得できるコースがある、独立後も支援制度があったり独立後にスクールのオリジナルカリキュラムが使える、といったような多彩なコースがある両軸揃ったフラワースクールを選ぶと良いですね。
サロン開業や独立、スクール講師等の道を考えていらっしゃる方は、それら独立の基礎となる技術やお花の資格を取れるかどうかも大事なポイントです。花業界の方なら誰もが知っている資格・国家資格としては以下2つが挙げられます。
公益社団法人日本フラワーデザイナー協会 (NFD)
NFDは、フラワーデザイン団体の中でも唯一、公益法人が認定している資格です。「フラワーデザイナー資格検定試験」として45年以上の歴史があり、現在全国約450校の認定校、会員数は約28,000名です。NFDの特長は、花の「植生」を先ず第一に考えた試験で、私たちの周りに自然に咲いている花をテーブルの上で表現することをテーマにされています。
フラワー装飾技能士
国家資格である技能検定制度の一種で、日本でフラワーデザインに関する唯一の国家資格です。生花をメインに、ブライダルブーケの製作、パーティーや葬儀場などの飾り、フラワーアレンジメントパーティ会場の飾りつけなどフラワー装飾技能を証明する資格で、1級~3級があります。
将来独立を考えられている方は、こちらの2大資格を取得できるカリキュラムがあるかどうかもフラワースクール選びの選定ポイントにすると良いかもしれません。また当メリアルームスクールのように、そのスクール独自の技術・カリキュラムを設け、資格認定(ディプロマ認定)を行っているスクールもたくさんあります。
私はNFD資格の勉強をし、3級・2級・1級と取得してきました。そのような私自身の経験から言いますと、どんなに有名な資格であっても、その資格取得だけによって先のお仕事や独立を得られることはなく(夢に直結することはなく)、資格取得までの道を通して学び身に付けた技術・そこで出会う講師・花の仕事に対する考え方が、その後に踏み出す花人生の基礎となると思います。
だからこそ、フラワースクール選びはとても大事ですし、「ここ良さそうだな」「雰囲気好きだな」と思ったら、どんどん体験レッスンに行かれることをオススメします。
ぜひ、私自身の経験談から得たポイントもご参考にしてみてくださいね。あなたにあったフラワースクールが見つかることを、お祈りしています!